不安で病気になり、安心で病気が治る

不安で病気になり、安心で病気が治る

うつ病が引き起こされる原因は、さまざま、あると思いますが、「不安」もその原因の中では大きなものだと思います。

不安があるから眠れなくなったり、不安があるから気をもんでみたりするわけで、
不安が解消できれば、たとえ進行中のうつでもそれを食い止めることができると思っています。

私もうつ病になった時は、振り返ってみると、不安だらけの毎日を過ごしていたように思います。

学校での不安、バイト先での不安、ボランティアでの不安

うつになった人の話を聞いていても、なんらかの不安要素がかかわってうつ病を発症していることが多いと感じます。

逆に、「安心」ただそれだけでも薬にもなります。

いや、薬にも勝る力を持つと思います。

薬を飲んで安心、友人がいてくれて安心、家族がいてくれて安心

安心があることで、心が落ち着き、夜も眠ることができます。

安心がないところでは、食事も食べる気になりませんし、食べ物も美味しくありません。

自分でできることのひとつに「安心」を作り出すこと。「不安」を作らないことがあります。

周りの人ができることのひとつに「安心」を作り出すこと。「不安」を作らないことがあります。

周りの人は、うつの人が何が不安なのかをハッキリと知ってもらいたいと思いますし、うつの人は、周りの人に何が不安なのかをしっかりと伝えてほしいと思います。

何が不安なのかは、自分自身ではわかりにくい時があるかも知れません。

しかし、それは自分の本当の声が聞き取りにくくなっているせいであって、自分の本当の心の声を聞こうとすることで、不安が何なのかがわかってきます。

自分は何が不安なのか？

うつの人は何が不安なのか？

まずは、ここに焦点おいて問うてみることも大切かも知れません。